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  • 執筆者の写真源入康生

12/9稽古


  先日おこなわれた昇級審査。少年部・一般部ともに無事、昇級できました。

稽古後、賞状とDVD(審査動画)を授与する。各々、DVDで自身の動きを再確認し、今後の稽古に役立てて頂きたい。

【こども合気道(少年部)】

 審査時に気になった、後受身・構えを時間をかけて稽古する。見た目的にはよく動きを覚えているように観えるが、所々、修正しなければいけない点が盛り沢山。。

 まず後受身。パンダ(かわち永和教室独自の受身法)の動きが影響を及ぼしているのか、縦回転が斜め回転になり、動きがコンパクトになり過ぎている。見た目は上手に後受身が出来ているようにも観えるが・・・、もっと大きく、天井を蹴るぐらいの気持ちで縦回転してもらいたい。

 つぎに構え。残心にもつながる大切な心構えであり、身構えである。本来、合気道には構えなどなく、その時の状況・変化に合わせ、自由自然に構える。しかし、最初から「自由でいいですよ~」と野放しにすると、何も身につかないので、基本である半身構えはシッカリと覚えてもらいたい。さて、その半身構えであるが、放っておくと、あっちにフラフラ・こっちにフラフラと、半身に構える以前の問題。まずは、重心を落としてシッカリとその場に立つことを時間をかけて指導する。

 構え一つを観ても、上手い人は身体全体から魄が溢れ、隙がなく、堂に入ってるが、そうでない人は、隙だらけであり、圧もなにも感じられない。

 私が師事する野村師範は、構えや技もそうであるが、受身や膝行などの基本動作一つ一つが美しく、絵になっている。

 新しい技を二つ。

 まずは座技・正面打ち一教。「え!座ってやるの!?」と驚きの声が一つ上がる。当教室では色々な膝行法を毎回最初に稽古する。これらの膝行法がすべて、技の動きとなるための膝行法であることを説明。

 つぎに座技・呼吸法。「意味わからん。何のためにやるの?」と疑問の声が上がる。子供達の歯に衣着せぬ素直な質問に対し「これは技というよりも、強い呼吸力を養うための鍛錬法である。“受け”はしっかりと両手を掴む。それを“取り”は全身の力を集中させ、相手の腋めがけて両手を伸ばして左右に倒す」と説明。

 まだ納得いく顔をみせてくれない子供達に対し、どこまで言ってよいものか悩みながらも、少し(?)深い説明をする。

「みんな、合気道を習いにきている訳だが、ここでやっている技・型を実際に、そのまま使えると勘違いしないでほしい。たしかに、合気道は社交ダンスでなく武道である訳やから、使える技は個々のレベルにより盛り沢山であるが、実際は型通りにいかない。では、何のために型稽古をするのか?それは合理的な身体使い覚えるためであり、そこから生まれる集中力を発揮するためである」云々と、生臭い話を極力避けながら説明していく。

 深くなり過ぎて、逆に困惑してしまったかも知れないが・・・、見学されている親御さん達は“うん、うん”と納得している様子なので、良しとする(^-^;

 賞状授与の際「七級の賞状をもらったからといって、“自分は七級だ♪”と思わないでほしい。これから“七級の稽古が始まる”と思ってもらいたい。おそらく、何を言っているか解らないと思うが、各自、どういう意味なのかを考え、これからも稽古に励んでもらたい」と説明する。

『少年部七級昇級者』

【合気道(一般部)】

 固さ・流れに難ありだが、なんとか三級合格となったNさん。

 今回の稽古は固さを抜くことに拘った稽古をする。

掴まずに、引っ掛ける・粘りつく稽古。真綿のように包みこむイメージ。


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