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執筆者の写真源入康生

7/21稽古


【こども合気道(少年部)】

 先週に引き続き、今回も前立ち説明なしでの新しい“基本技チャレンジ”をおこなう。

新しいといっても、受手側の攻撃方法が変わる(例えば正面打ちで稽古していた技を、横面打ちや突きに置き換える)だけであり、技自体は変わらない。

 まずは上級(まだ六級のこども達だが、かわち永和教室では、現在この級が一番上)の2名を指名し、いままで“正面打ち”でおこなっていた一教(表)を“横面打ち”でやってもらう。アドバイスとして「横面打ち:入身投げを思い出してみて」とだけ伝える。

 さすが上級、少しおぼつかないが、形にはなっている。ただ、一教(表)をやってほしいのだが、私のアドバイスである「横面打ち:入身投げ」が身体に入っているため、どうしても相手の側面に入ってしまい、一教(裏)となってしまう。

 そこで、もう一つアドバイス「内転換後、入身投げなら、そのように相手の側面に一歩踏み込むが、いまやってほしいのは一教(表)。そこを考えて、もう一度やってみて。どこに踏み込んだら良いかな?」と伝える。

 すると「あっ、わかった♬」の台詞から、しっかりと「横面打ち:一教(表)」を決めてくれる。その後もランダムに指名し、新しい“基本技チャレンジ”をおこなっていく。しっかり動きを考え、身体を動かす良い稽古ができたと思う。

 今回の新しい“基本技チャレンジ”で、私が嬉しく感じたのは、前立ち説明なしでも“技”ができるということも勿論あるが、それよりも、ランダムに指名された2名以外のこども達が、ちゃんと当事者意識を持って『見取り稽古』をしていることであった。

 このような稽古法をすると、大抵は、しっかりと“見取り稽古”をする子・我存ぜぬで“意識が他所に向いてる”子に別れるのだが、今回、みんなが当事者意識を持って真剣な眼差しで『見取り稽古』に励んでくれている様に、指導者としての嬉しさを感じました。

【合気道(一般部)】

 新しく入会されたMさんと共に、少人数の稽古であるが、愉しく稽古に汗を流す。

 鋭い三角での攻めをしっかりと意識し、入身で喰い込み、または転換する。転換の際も丸く流すのではなく『鋭い三角推での攻め』を常に意識し、それが回って、転換という形になる。

 転換=丸く動く。見た目はたしかに丸く動いているのだが、そこに“攻め”の意識がないと、どうしても、転換=逃げる動きとなってしまい、そこに“強さ”が出てこない。

 今回はN女史が負傷中の為、何枚か稽古中の写真を撮っていただく。躍動感のある写真が上手に撮れている。

『相手の強い攻撃に、恐れずシッカリと入身で入っていく』

『転換時も“攻め”喰い込むイメージ。常に自身が主導権を握っていなければならない』

『△〇□、アジロの法線をもって相手を制する』


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